岐阜の刃物メーカー「林刃物 @allex_japan」に学ぶTwitter活用

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アイデアのヒント
中小企業向け活用事例: 林刃物のインタビュー

ビジネスのご紹介

- 貴社ビジネスについて教えてください

林刃物は1946年創業の刃物メーカーです。日本の代表的な刃物の産地である岐阜県関市で「世のため命のための製品を作ること」をポリシーにものづくりを行っています。

製造している刃物は、文具用のハサミのほか、散髪用ハサミ、ご家庭やDIY向けの刃物、医療用刃物、また業務用の特殊刃など多岐に渡り、生活に役立つ刃物、健康を支える刃物を幅広く製造しています。

 

- 貴社全体のマーケティングの取り組みはどのようなものですか

BtoBということもありウェブサイトを訪れる人は少ないので、主にソーシャルメディアを活用しています。小さいメーカーの商品は売り場の棚に商品が並びづらく、お客さまも必然的に大きいメーカーの商品を手に取る機会が多いですが、お店で商品やロゴを見たときに少しでも「これ見たことある」と思っていただけるよう日々発信しています。

ソーシャルは数年続けてきた甲斐があり、ロゴを見て気づいてくださる方や、家にあるハサミが実はALLEX(アレックス)だったというツイートをしてくださる方を時々見かけるようになりました。ALLEXは林刃物のブランド名で、代表的な製品である「事務用はさみ S-165」はもしかしたら皆さまのご家庭にもあるかもしれません。

 

 

林刃物のTwitter活用

- 貴社にとってTwitterの立ち位置、Twitterを利用する目的は何ですか

ソーシャルメディアの中でもTwitterはメインのプラットフォームと位置付けています。

商品を使ってくださっているお客さまの声が直接聞けることや、拡散力があること、また他のプラットフォームと比べて時間帯による反応の差がなく、いつでも発信できるツールと捉えています。

自社製品の認知度を上げることの他に、岐阜県関市が刃物の産地だということをもっと世の中に広めたいという目的もあり活用しています。

- 参考にされているアカウントはありますか

弊社のTwitterアカウントは2016年12月に開始したのですが、始める前に岐阜県にある個人経営のメガネショップ「Eyewear shop ami」さんのアカウントを3ヶ月くらい観察していました。こちらは関市の小さなお店ですが、Twitterでファンになったお客さまがわざわざ県外から岐阜までメガネを作りにくるほどTwitterをうまく活用されています。

弊社がTwitterを始めてからは実際にお会いして、困ったことがあったら相談したり、お茶したり(笑)、一緒にイベントをやったりしています。

- 一緒にやったイベントとはどんなものですか

同じ関市のテツクリテさんと3社で、東京の上野にある、岐阜県を紹介するカフェ兼ショップのイベントスペース「岐阜ホール」で出張イベントを行いました。販売や、弊社の場合は試し切りなどができる内容のイベントです。

 
- そのようにTwitterで他社さんとよく交流されるのですか

テツクリテさんには、amiさんと地元(岐阜県関市・美濃市周辺)でつながれるSNSの仲間が欲しいよねという話をしていたときにTwitterで見つけて声をかけました。企業のアカウントを見ていると、始めて数ヶ月程度でやめてしまうところが結構多いのです。そんな中根気強くやられていて、地域で一緒に盛り上げていきたいと思い、お声がけしました。

普段から関わりのある企業や、地元の企業アカウントのツイートは積極的にリツイートしています。Twitterはなかなか直接お会いする機会がない県外の企業さんや、同じ地域では異業種の方々と仲良くなるきっかけにもなっています。

 

- 継続するコツや始めたときのエピソードなどあれば教えてください

弊社は硬派な会社なので、実は最初はこっそりアカウントを作って始めました。

どのくらい見られるかもわかりませんでしたが、無料で宣伝に使えるなら使わない手はないと思い始めました。社内からは炎上を不安視する声もありましたが、まずは半年だけやらせてほしいといって、今に至っています。

始めてすぐに反応があるわけではないので、始めたばかりの頃は毎日エゴサーチをして、弊社の商品を使っていただいている方のツイートにいいねをしたりリプライしたりしました。ツイートをすぐやめてしまうアカウントが多いのは、どうしても反応がないとやっている意味を感じられないからだと思いますが、まずアカウントの存在を知っていただくためにも、最初は自分から積極的にコミュニケーションを取りに行く必要はあると思います。

弊社の場合、代表作の「ALLEX 事務用はさみ S-165」という商品は文具ファンにはある程度認知されていたのでそういったすでに存在しているファン層をTwitterでも探して関わりにいくことで継続のモチベーションを保ちました。

 
- Twitterの中の人はどんな方ですか

ハサミだけでなく、量販店さんにいくと文房具売り場で軽く2〜3時間過ごしてしまうほどの文房具好きです。

あとはTM NETWORKの大ファンで、どうしてもツイートしてしまう時があります。でもTwitterにはファッション通販のニッセンさんや、GO太くん【五稜郭タワー公式】など、TM NETWORKファン(FANKS)を公言している企業アカウントもあり #公式TM部 というハッシュタグで楽しませてもらっています。こういうのもTwitterのよさですね。

 

ふとしたツイートがきっかけでキャンペーンにまで発展し、フォロワーが増えるきっかけになりました

- 日頃のツイートで気をつけていること、工夫されていることはありますか

ネガティブなことはいわない、宗教・スポーツ・政治など意見がわかれやすいトピックには触れない、などの基本的なルール以外に、言葉づかいには気を遣っています。カジュアルであることが失礼にならないよう、上品なフレンドリーさを心がけています。

- 特に反応のよかったツイートがあれば教えてください

紀文さんのツイートが話題になったときに、せっかくだからと紀文さんの商品を材料にして夕食の「おでん」を「のりふみフェスティバル」と名付けてツイートしたところ、たくさんの反応をいただきました。元々紀文さんにはフォローされていたのですが、これをきっかけに一緒にキャンペーンをするまでに発展し、フォロワーが増えるきっかけにもなりました。

 

- ビジネスの発信にTwitterを使っていてよかったと実感したことや、始めてからの新たな発見などありましたらお聞かせください

文房具の専門家さんがテレビ番組で弊社の商品をご紹介くださったのですが、放送のタイミングでツイートしたところ大きな反響をいただきました。Twitterは認知度アップのためで実際に売り上げにつながることは少ないのですが、その時はツイートとテレビの影響もあり、放送日の翌週あたまに在庫がすべて完売し、生産に入っていた次のロットも週内に完売するほどの宣伝効果があり驚きました。

 

- 他の企業に1つだけTwitter運用に関するアドバイスができるとしたら

アカウント作る前に数ヶ月間、こうなりたいという理想のアカウントや興味のある製品を作っている会社やお店を見つけて観察してみることをお勧めします。しばらく見ていると、何がよくて何がうまくいくのかがわかってきて、いざ自分が運用するとなったときのヒントになると思います。

あとはソーシャル=若者のイメージは強いですが、若くなければできないと思わないこと!社会人経験が長いからこそできることがあると思っています。

それから一番大事なのは、やはり自社の製品が好きであることだと思います。

- ありがとうございました

 

 

 

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