「新しい体験としてのラジオ」をTwitterで幅広い世代へ訴求。ラジオ番組配信サービス会社のTwitter活用術

パソコンやスマートフォンでラジオ番組が聴けるサービス(IPサイマルラジオサービス)、radiko.jpを提供し、聴取における新しい体験や機会、そしてその継続的な習慣作りを模索している株式会社radiko。同社でマーケティングを担当する業務推進室次長の大塚直仁様に、Twitterの活用方法を伺いました。


- radikoについて教えて下さい

radikoは、パソコンやスマートフォンでラジオが聴けるサービスです。エリア内の放送局であれば無料で聴けますし、放送日から1週間以内であれば、放送された番組が聴ける「タイムフリー機能」があります。さらに、月に350円(税別)を支払うと「radikoプレミアム」会員として、エリア外の全国のラジオ局を聴くことができます。radikoの設立の目的は、一つは難聴取対策があります。大きなビルが建ち並ぶ都市部や、山間部ではラジオの電波が入りくい地域があるため、そのような問題を解消する目的があります。もう一つは、若い世代を中心にラジオの受信機を持っている方々が減っていることもあり、少しでも若い人にラジオ聴いてもらうための環境づくりを目的としています。ラジオを聴いてこなかった人にラジオを聴いてもらうことと、既に聴いている人は、聴く時間をもっと増やしてもらえたらと思っています。

- その目的を達成させるために、Twitterを使っているというわけですね

まさにその通りで、ツイッターのアカウントを利用しています。たくさんの番組の中に、その人のニーズを満たす番組は、絶対にあるはずなので、radikoと出会う機会を作りたいと思っています。それをきっかけに、いろいろな番組を聴いてもらって、好きになって聴き続ける......というプロモーションができればと思っています。放送局からは、ラジオ番組に関する情報を頂いていて、弊社は「この情報は知ってもらって、聴いてほしい」という情報を拡散するための後押しをしています。ツイートの文言は、テレビの字幕のようなもので、非常に役立っていると思います。ラジオはまだまだ世に出ている情報が少なくて、我々のアカウントをフォローしている方々も、もともとラジオが好きで聴いている方が多いと思います。そういう方々はもちろん、ほとんどラジオに触れたことがない人に「こんな番組もあるんだ」「これ面白そうだな」と知ってもらえたらと思っています。さらに、radikoの「シェア機能」を使って、「面白い!」「誰かに教えたい!」と思った番組を、周りの方々にも教えていただけるのが理想です。radikoがツイートした情報でその番組を知って、番組のファンになったという人も多いのも事実なので、放送局と情報を共有しながら、radikoとしてできることをやっています。現状は、全ての放送局の情報をカバーできているわけではないので、一歩一歩着実に、細かいところから詰めていきます。

- 特に反響の良いツイート内容は

例えば「◯年ぶりに、このアーティストがラジオに出ます」といった、話題性があるものは広がります。運用チームとしましては、今話題になってることをすぐチェックできる機能とか、今後はそういうところにも注力していきたいですね。やはり、ツイッターは他のSNSと比べて、スピード感が違います。価値ある情報は、本当に早く広まります。

- 若い層の方々に、radikoの魅力をもっと知ってもらうために、どのような広告展開を考えていますか

「シーンと価値を追求した広告キャンペーン」を展開していて、「ライフスタイルにradikoを取り入れませんか」、という提案をしています。例えば、朝の通勤通学中に、パソコンやスマートフォンを見ながらニュースを読む人は多いですが、radikoを使えば、何かをしながら、効率的な情報収集ができます。ユーザーアンケートによると、radikoを利用していただいているお客様の中には、家事をしながらradikoを使っているという方や、寝る時にBGMの代わりにradikoを活用している方もいます。さまざまなシーンで活用している方をヒントにして、radikoのある、新しいライフスタイルを提案していきます。ただし、音楽配信サービスとradikoを差別化することは、検討する必要があります。ラジオ番組は「こういう音楽がいいんじゃないか」とおすすめしてくれる、素敵なメディアなのですが、そういったところも伝えていかないといけません。また、一言で「若年層」と言っても、人によって情報収集行動が全く異なるのも確かです。一つのラジオ番組を、どういう人に、どういう場面で聞いてもらいたい、という組み合わせは無数にあるので、情報収集行動の分析を通して、radikoの聴取に繋げていきます。実はラジオとradikoの主要な聴取世代である、女30~40代の方々に対して広告キャンペーンを展開したところ、高い効果を得られたので、今後は若年層も狙います。

- 今までに行ってきたキャンペーンには、どんなものがありますか

普段使っているラジオを撮影してSNSにアップしてもらうキャンペーンや、「好きな音」に注目してもらう「音ジェニックキャンペーン」などを行ってきました。radikoは音という領域でビジネスを展開していているため、一人でも多くの人に音の世界に入ってきてほしいと願っています。SNS以外では、電車の中吊りやバス停に広告を打ったことがあります。シーンと価値を追求したキャンペーンは、続けていくつもりです。

シーンといえば、ほかにも、台風が近づいてきた時は、「radikoを天気予報や交通情報の情報収集にご活用下さい」とツイートしてradikoに誘います。今後は、台風の上陸時に使われているハッシュタグで、一番使われているものは何なのか、というようなことも考えて、もっとSNSを活用していきます。

- 通常の番組は、ハッシュタグが分かりやすいといいですよね

同じ番組でも、ハッシュタグがバラバラになっていることがあるので勿体無いです。多くツイートされている番組や、上位に入らなくても話題になっている番組をリアルタイムでお知らせして、radikoへの導線作りをしていくのが理想ですね。

- ありがとうございました

 

(文:やきそばかおる)

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