入札とオークションに関するよくある質問

X広告にいくら支払うかを決める要素は主に3つあります。ここではオークション、広告スコア、入札の仕組みについて説明します。

このビデオでは、X広告の料金やオークションモデル、入札タイプ、実際の課金対象などの基本を説明しています。
 

X広告オークション

X広告にはオークションが採用されており、広告主様はオークションに入札することでターゲティングするオーディエンスに広告を表示します。従来のオークションとは異なり、Xの広告オーディションでは広告主様が支払う価格だけではなく、広告の品質も考慮されます。広告がオークションを落札するたびに、Xユーザーに1回表示されます。これを「インプレッション」と呼びます。 

広告は、広告キャンペーンを実施すると自動的にオークションに入札され、広告が入札されるオークションは広告キャンペーンのターゲティング条件によって決められます。たとえば、興味関心「バスケットボール」をターゲティングしている場合、あなたの広告はバスケットボールに関心を持っているXユーザーに広告を表示するオークションで競い合うことになります。Xのオークションアルゴリズムは、同じ興味関心をターゲティングしている他の広告と比較し、オークションを落札した広告がそのユーザーに表示されます。

広告を見たユーザーが広告キャンペーンの請求可能なアクションを行った場合(広告をクリックするなど)、そのオークションはセカンドプライスオークションと呼ばれるモデルを使って課金されます。このモデルでは、オークションで2番目に高い広告主様の入札額より、少し多い金額だけを支払うだけですみます。たとえば、1.40ドルで入札し、1.00ドルで入札されている他の点では同一の広告に勝った場合、広告が表示されたユーザーが請求可能なアクションを行うと、その広告キャンペーンに1.01ドルが課金されます。

ユーザーが請求可能なアクションを行わなかった場合、インプレッションには課金されません。

 

広告スコア

他の広告主様と競い合ってXユーザーに広告を表示するには、競争力のある入札額を設定することが重要です。

ただし、オークションで考慮されるのは入札額だけではありません。広告の品質も同じように重要です。

作成した各広告には「品質スコア」が付けられ、オークションで競い合う際に入札額と一緒に利用されます。品質スコアは、次の点を考慮して決定されます。

  • 共感度: ユーザーが広告に反応しているか。クリック、いいね、リポストが頻繁に行われているか。
  • 関連性: ポストの内容がオーディエンスの興味関心に合っているか。
  • リーセンシー: 最新の話題をポストしているか。Xは「いま」起きていることを見つける場所です。オークションでは新しさが評価されます。

オークションを落札して広告キャンペーンをできる限り成功させるには、広告に十分な品質スコアと入札額の両方が必要です。これらを組み合わせたものは「広告スコア」と呼ばれ、オークションの落札者と、プラットフォームに表示される広告を決める役割をしています。

最適な内容をポストして広告スコアを最大限に高めるのに役立つヒントについては、こちらをご覧ください。

 

X広告の入札

X広告には3つの入札タイプがあります。どれを選択するかは目的によって決めます。

広告キャンペーンの設定中に、他の広告主様による入札額に基づいてリアルタイムの推奨入札額が表示されるため、いつでも競争力のある入札額を設定できます(上限入札単価タイプまたは目標入札単価タイプを使っている場合)。自動入札タイプを選んだ場合、入札額を設定する必要はありません。

自動入札

自動入札タイプでは、最小限の費用(予算内)で最大の結果が得られるように入札額が最適化されます。新規の広告主様にこの入札タイプをおすすめします。広告主様が入札額を設定するのではなく、オークションで競い合うことのできる入札額が自動的に選択されます。自動入札は、すばやく簡単に広告キャンペーンを実施してプラットフォームでインプレッションを得るのに適した方法です。

 

上限入札単価

上限入札単価では、請求可能なアクションごとに支払う金額を細かく管理できます。この入札タイプでは、請求可能なアクションに支払ってもよい金額(上限入札単価)を正確に選択でき、この金額を超えて課金されることはありません。この入札タイプは、数多くの請求可能なエンゲージメントごとに支払う金額を正確に予想できる経験豊富な広告主様に役立ちます。

目標入札単価

目標入札単価は、フォロワー数、ウェブサイト訪問数、リーチ、アプリのインストール数、アプリのリエンゲージメント数キャンペーンの目的で選択できるオプションです。請求可能なアクションごとに支払ってもよい入札額を指定できます。設定すると、最終的に目標額以内に収まるように広告キャンペーンの入札額が最適化されます。広告主様は、1日に発生したすべてのリンククリックについて実際の平均コストを支払います。1日の途中で入札額を変更した場合、最高金額に合わせて平均額が達成されます。

 

ターゲティングは広告キャンペーンの表示回数に影響しますか?

選択したターゲティングにより、広告キャンペーンのオーディエンスのサイズが決まります。一般に、広告キャンペーンのオーディエンスが大きいほど、広告を表示するユーザーが多くなるため、広告キャンペーンが配信されやすくなります。

X広告では、次の2種類のターゲティングカテゴリーが用意されています。

  • 付加的ターゲティングタイプ - 「OR」ターゲティング:このターゲティングタイプは付加的に適用されるため、追加するたびに広告キャンペーンのオーディエンスが大きくなります。たとえば、ターゲティング条件1、ターゲティング条件2、ターゲティング条件3のいずれかを満たすユーザーは、広告を配信される資格を満たしています。
  • 制限的ターゲティングタイプ - 「AND」ターゲティング:このターゲティングタイプはすべての条件を満たすように適用されるため、追加するたびに広告キャンペーンのオーディエンスが小さくなります。たとえば、ターゲティング条件1、ターゲティング条件2、ターゲティング条件3すべてを満たすユーザーのみが、広告が配信される資格を満たしています。

付加的ターゲティングでは、広告キャンペーンのターゲティングに追加する条件が多くなるほどオーディエンスが大きくなります。たとえば、広告キャンペーンで #バスケットボール、#サッカー(キーワードターゲティング)、@XSports(フォロワーが似ているアカウントのターゲティング)を選択した場合、この条件のうち1つ、2つ、またはすべてを満たすユーザーに広告が表示される可能性があります。複数の付加的ターゲティングタイプを使うことで、広告キャンペーンのオーディエンスのサイズが大きくなります。

制限的ターゲティングでは、広告キャンペーンのオーディエンスのサイズを小さくすることで特定のユーザーに絞り込むことができます。広告キャンペーンでこのターゲティングタイプを選択すると広告キャンペーンのオーディエンスが小さくなり、すべての条件を満たすユーザーにのみ広告が表示されます。たとえば、広告キャンペーン設定で「iOS端末」を選択した場合、iOS端末でXを閲覧しているユーザーにのみ広告キャンペーンが表示されます。

広告キャンペーンで付加的ターゲティングと制限的ターゲティングを混ぜて使うと、サイズを維持しながら希望するユーザーにリーチできます。

付加的ターゲティングオプション

このターゲティングタイプは付加的に適用されるため、追加するたびに広告キャンペーンのオーディエンスが大きくなります。たとえば、ターゲティング条件1、ターゲティング条件2、ターゲティング条件3のいずれかを満たすユーザーは、広告を配信される資格を満たしています。

 

制限的ターゲティングオプション

このターゲティングタイプはすべての条件を満たすように適用されるため、追加するたびに広告キャンペーンのオーディエンスが小さくなります。たとえば、ターゲティング条件1、ターゲティング条件2、ターゲティング条件3すべてを満たすユーザーのみが、広告が配信される資格を満たしています。

 

よくある質問

入札額をいくらに設定したらよいですか?

入札額をいくらに設定すればよいかわからない場合、オークションで競い合うことのできる入札額が広告キャンペーンに自動的に選択される自動入札タイプをおすすめします。

上限入札単価を使用する場合、請求可能なアクションに支払ってもよい金額に基づいて入札額を設定します。ターゲティングするアカウントとのつながりの持続性とそのつながりによってもたらされる価値が、広告キャンペーンの目的に見合っているかどうかを考えてみましょう。

Xの広告キャンペーン設定フォームには入札ガイダンスが用意されており、他の広告主様による入札額の範囲が表示されます。これを見ると、オークションで広告にどの程度の競争力が必要かに応じて入札額を設定できます。広告キャンペーンの予算、日別予算、広告キャンペーンの開始日と終了日を入力すると、上限入札単価の横に推奨入札額が表示されます。広告キャンペーン予算や日別予算を変更すると、それに応じて推奨入札額も更新されます。特定の上限入札単価を入力しなければ、入札ガイダンスの中間の金額が自動的に入力された状態になります。

入札ガイダンスに準じれば総予算の目標を確実に達成できますか?

入札ガイダンスは、X内のアルゴリズムと経験に基づくアドバイスです。より効果的な入札を支援するためのものであり、広告キャンペーンの目標の達成や日別予算の消化を保証するものではありません。

さらに、入札ガイダンスはあくまで推奨入札額を参考にしていただくことが目的ですが、いつでも推奨される範囲外の入札額を設定できます。請求可能なアクションあたり0.01ドルの最低入札額以上であれば自由に金額を設定できます。

日別予算を確実に消化したい場合は、自動入札タイプを選択することをおすすめします。広告主様の代わりに、広告キャンペーンの目的と予算に応じて入札額が最適化されるため、設定した日別予算を消化できる可能性が高くなります。

X広告の価格はどれくらいですか?

広告キャンペーンで支払う金額を決めるのは広告主様ご自身です。広告キャンペーン設定で予算を設定することにより、請求される額を調整できます。広告キャンペーンの期間と予算を設定する方法については、こちらをご覧ください。

Xの広告キャンペーンの価格はオークションモデルで決まるため、広告キャンペーンの請求可能な各アクションの価格は固定レートではありません。広告キャンペーン設定で選択したターゲティング、クリエイティブ、入札額が、請求可能な各アクションの価格を決める要素になります。

広告キャンペーンの予算は、支払ってもよい金額に設定することをおすすめします。その後、広告キャンペーンの最適化についてのガイドに沿ってアクションの価格を目標額に近づけてください。

X広告の料金の詳細はこちらをご覧ください。

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