@CowoftheDay1 がオーガニックツイートでフォロワー数10万超のアカウントに成長した理由

Niamh Keenan
アイデアのヒント
中小企業向け活用事例: cowoftheday1とのインタビュー

Twitterは、コミュニティ拡大に欠かせない、フォロワーと対話がしやすい環境を提供しているので、Twitterをメインプラットフォームに選びました。

Cow of the Dayの創業者兼マネージャーのEmer Mooney氏に聞く

Twitterの中小企業向け参考情報をお届けするシリーズとして、今回はTwitter上の超人気アカウントであるEコマースサイト、Cow of the Day(@CowoftheDay1)のEmer Mooney氏にインタビューしました。

Mooney氏は2019年にCow of the Dayのアカウントを開設し、今ではTwitterのフォロワー数が10万を超えるアカウントに成長しました。フォロワーの声に耳を傾けてフォロワー数拡大を実現させたTwitterアカウントの成功事例には、独創性に富んだひらめきが満載です。

Mooney氏は今回のインタビューで、同社の中小企業向けTwitterマーケティング戦略のほか、フォロワー数を増やすと同時にエンゲージメントやロイヤルティの高い顧客層を拡大させる貴重なアドバイスをしてくれました。

広告主様のビジネス - @CowoftheDay1

Twitterで展開中のビジネスについて教えてください。

Cow of the Dayのコンセプトは、乳牛に関するツイートを毎日シェアして、私たちのTwitterフォロワーのフィードに小さな幸せをお裾分けするという、シンプルなものです。外を歩いていて見かけた乳牛の画像をフォロワーにDMで送ってもらい、タイムラインでシェアしています。

フォロワーからいただいたおすすめ画像をツイートに反映させています。Cow of the Dayの目標は、乳牛が好きなフォロワー同士を結び付けることです。

フォロワー数はキャンペーンのスタートから数年で12.4万に達し、今も増加中です。Animal of the DayというEコマースストアも立ち上げ、Cow of the Dayなどの関連グッズを販売しています。

他のプラットフォームと比較して、Twitterが御社や御社アカウントと相性が良い点を教えてください。

私たちはアイルランドに拠点を置いていますが、フォロワーは世界各地、特にアメリカ合衆国が大多数を占めています。Twitterは、コミュニティ拡大に欠かせない、フォロワーと対話がしやすい環境を提供しているので、Twitterをメインプラットフォームに選びました。

ちなみにCow of the Dayを立ち上げたのが2019年3月で、その前にAnimal of the Dayシリーズで初めてのTwitterアカウントとしてRabbit of the Day(@rabbitoftheday)の運用を2018年にすでに始めていました。

アカウント開設直後から動物の情報をシェアする企画への反応の良さを実感し、週50件以上の画像を投稿することにしました。

動物をウサギから乳牛に替えた理由ですか?オーディエンスの声に耳を傾けるのが私たちのフォロワー獲得術ですので、次に見たい動物を尋ねたところ、その時フォロワーの間で一番人気があったのが乳牛だったからです。

ツイートとクリエイティブ

これまでの実績を振り返って、効果的なツイートに必要な要素を教えてください。

効果的なツイートには印象に残る画像が必要です。私たちにとって、それはかわいらしい乳牛の画像です。ツイートの公開については、絵文字やテキストの使い方など厳格なルールを決めて、ツイート画像の内容が分かりやすいタグを付けます。

エンゲージメント増につながる効果的なクリエイティブを作るコツを教えてください。

コンテンツ作成者やTwitterでビジネスを展開中の方々には、オーディエンスの声を常に聞くよう心がけることをアドバイスとして送りたいと思います。特定のコンテンツにフォロワーから好意的な反応が集まるのは、こういうものをもっと見たいというオーディエンスの声のサインと捉えましょう。

パフォーマンスの測定を支援するツールをお使いですか?

フォロワーの増減やトップツイートのモニタリングにはTwitterアナリティクスを活用し、ニュースレターの作成に役立てています。フォロワー数の多いアカウントにフォローされたときにも通知されるので、Twitterアナリティクスは大変重宝しています。

フォロワー数

フォロワー数10万突破という多大な成果を挙げられましたが、フォロワー数を増やす戦略と、目標達成に要した期間を教えてください。

印象に残る乳牛の画像を毎日欠かすことなく公開するうちに、オーディエンスは自然に増えていきました。フォロワー数が10万を突破したのはアカウント開設から1年後、ちょうどパンデミックが始まったのと同時期の2020年3月でした。

エンゲージメントも目をみはるものがありますが、何が功を奏したと思いますか?

私たちのアカウントが高いエンゲージメントを得るのは、ツイートの方針がぶれず、フォロワーのフィードを荒らして分断を図ろうとする利用者がいない、安心できる場所だからです。

ツイートした画像に毎日コメントを寄せる熱心なフォロワーが多く、コメントを読むと自然と笑みがこぼれ、フォロワーに喜んでもらえているのを実感します。

オーディエンス拡大に悩んでいる方々にアドバイスをお願いします。

Twitter上でフォロワー数を増やしたいと考えているなら、時間をかけてオーディエンスと向き合い、彼らの実態、彼らが一番望んでいることを探し出すことにしましょう。オーディエンスの声にじっくりと耳を傾け、その声に応じてコンテンツを変えていけば、フォロワー数は必ず増えていきます。

好きという気持ちを共有する

Eコマースサイトを運営する中小企業として、オンラインでの商品販売をしているTwitter利用者にアドバイスをお願いします。

Eコマースサイトを運営する中小企業の皆さんへのアドバイスは、力を出し惜しみせず、競合他社に挑戦し続け、優良フォロワーへのサービスを充実させることをおすすめします。

フォロワーは家族のような存在で、個人的にはよく知らない間柄でも、皆さんの活動を熱心に見守り、サポートしたいと考えています。ぜひ耳を傾け続けてください。

Twitterでビジネス拡大を考える中小企業オーナーの皆さんは、Twitterの中小企業向け参考情報をご覧ください。Twitterアカウント(@TwitterBizJP)をフォローすると、商品のアップデートや利用者に役立つコンテンツなど最新の情報が確認できます。

 

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